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2012.04.06
和泉川親水広場
所在地:
神奈川県横浜市泉区和泉町3138-5番地先
竣工年度:
1985年
諸元:
水辺広場
概要:
河川改修によって生じた旧河川敷を利用した水辺広場である(横浜市で最初の水辺広場)。当時、親水という言葉が流行になり人工的なせせらぎや都市公園的な整備が行われていたが、ここは水田が広がる農的な場所であり川の自然性を活かすということを基本にして、人工的な施設配置は最小限とした。河川改修で深くなり水辺に近づきにくい構造になっていることから、広場の面を水面に近い位置に設定し水辺に近づきやすい空間にした。川沿いに樹木(周辺の雑木林に生育する樹木)を植え、緑に囲まれた空間を創出している。周辺に暮らす人や和泉川を散歩する人の憩いの空間になっている。
吉村 伸一Shinichi Yoshimura
(株)吉村伸一流域計画室 |EA協会 副会長
資格:
技術士(建設部門:河川、砂防および海岸海洋)
技術士(環境部門:自然環境保全)
特別上級土木技術者[流域・都市](土木学会)
略歴:
1948年 北海道生まれ、石狩川流域人
1971年 室蘭工業大学土木工学科卒業
1971年 横浜市役所 勤務
1998年 吉村伸一流域計画室設立、代表取締役
主な受賞歴:
2005年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(和泉川/東山の水辺・関ヶ原の水辺)
2008年 土木学会デザイン賞 優秀賞(嘉瀬川・石井樋地区歴史的水辺整備事業)
2011年 土木学会デザイン賞 優秀賞(いたち川の自然復元と景観デザイン)
2018年 土木学会デザイン賞 優秀賞(伊賀川 川の働きを活かした川づくり)
2021年 復興デザイン会議第3回復興設計賞(川原川・川原川公園)
2022年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(川原川・川原川公園)
主な著書:
日本文化の空間学(東信堂、2008、共著)
多自然型川づくりを超えて(学芸出版社、2007、共著)
多自然川づくりポイントブック(日本河川協会、2011、共著)
図説・日本の河川(朝倉書店、2010、共著)
川の百科事典(丸善、2009、共著)
川・人・街-川を活かしたまちづくり(山海堂、2001、共著)
自然環境復元の技術(朝倉書店、1992、共著)
組織:
(株)吉村伸一流域計画室
神奈川県横浜市
Email:yoshimura@ys-ryuiki.co.jp
業務内容:
・河川の自然復元および景観デザインに関わる研究、計画、設計
・川づくり、まちづくりに関わるコンサルタント業務
・市民参加、合意形成マネジメント
・その他上記に付帯する業務
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