/ all
2012.04.06
津和野 本町・祇園丁通り
所在地:
島根県鹿足郡津和野町
竣工年度:
2006年度(2006年12月12日)
諸元:
規模:幅員6.7m×整備延長480m
立地環境:沿道/住宅・商業地
主要施設:電線共同溝敷設(電線類地中化)、灰御影石舗装(車道対応型乾式工法)、鋳鉄製照明柱
概要:
山陰の小京都として知られる歴史的城下町・津和野。その背骨ともいえるのが殿町通り、駅前通りと、それらに挟まれた本町・祇園丁通りである。灰御影石による石畳は、伝統建築を引き立てる文字通り黒子のデザインであり、観光バス等の重車両の走行にも対応する乾式工法を採用。白線部も御影石で石畳化し、さらに路肩部の意匠を車道内に滲み出させるデザインによって、歩車共存型の「シェアド・スペース」の概念を強調し、なおかつ歩行者優先の視覚的効果を演出した。その心理的効果は、歩行者の流れを劇的に増加させ、代わって車両の通過交通量を抑制させることに成功した。
監修・篠原修、照明デザイン・南雲勝志
受賞:
2009年 土木学会デザイン賞 最優秀賞
小野寺 康Yasushi Onodera
(有)小野寺康都市設計事務所|EA協会
資格:
技術士(建設部門)
一級建築士
略歴:
1962年 札幌市生まれ
1985年 東京工業大学工学部社会工学科卒業
1987年 東京工業大学大学院社会工学専攻 修士課程修了
1987年 (株)アプル総合計画事務所 勤務
1993年 (株)アプル総合計画事務所 退社
1993年 (有)小野寺康都市設計事務所 設立
主な受賞歴:
2001年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(門司港レトロ地区環境整備)
2001年 土木学会デザイン賞 優秀賞(与野本町駅西口都市広場)
2002年 土木学会デザイン賞 優秀賞(浦安 境川)
2004年 土木学会デザイン賞 優秀賞(桑名 住吉入江)
2008年 グッドデザイン特別賞 日本商工会議所会頭賞(油津 堀川運河)
2009年 建築業協会賞:BCS賞(日向市駅 駅前広場)
2009年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(津和野 本町・祇園丁通り)
2010年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(油津 堀川運河)
主な著書:
グラウンドスケープ宣言(丸善、2004、共著)
GS軍団奮闘記 都市の水辺をデザインする(彰国社、2005、共著)
GS軍団奮闘記 ものをつくり、まちをつくる(技報堂出版、2007、共著)
GS軍団総力戦 新・日向市駅(彰国社、2009、共著)
組織:
(有)小野寺康都市設計事務所
取締役代表 小野寺 康
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋1-8-10
キャッスルウェルビル9F
TEL:03-5216-3603
FAX:03-5216-3602
業務内容:
・都市デザインならびに景観設計に関する調査・研究・計画立案・設計・監理
・地域ならびに都市計画に関する調査・研究・計画立案
・土木施設一般の計画・設計および監理
・建築一般の計画・設計および監理
・公園遊具・路上施設などの企画デザイン
SERIAL
- EAプロジェクト100
2016.09.10
15|女川町震災復興シンボル空間
女川駅前広場及びプロムナード「レンガみち」- EAプロジェクト100
2015.06.20
09|出雲大社参道 神門通り
- ドボクノ手習い-土木系大学のデザイン演習
2013.10.03
03| “飛べる”学生たちのために
-東京工業大学社会工学科「空間計画設計演習第三」-- 土木デザインノート
2012.07.31
14|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2012.06.20
13|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2012.05.01
12|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2012.03.01
11|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2012.02.01
10|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.12.01
09|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.11.01
08|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.10.01
07|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.09.01
06|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.08.01
05|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.07.01
04|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.06.01
03|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.05.01
02|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
- 土木デザインノート
2011.04.01
01|小野寺康のパブリックスペース設計ノート
WORKS
篠原 修Osamu Shinohara
GSデザイン会議|EA協会 会長
資格:
工学博士
略歴:
1968年 東京大学工学部土木工学科卒業
1971年 東京大学工学系研究科修士課程修了
1971年 (株)アーバン・インダストリー勤務
1975年 東京大学農学部林学科助手
1980年 建設省土木研究所研究員
1986年 東京大学農学部林学科助教授
1989年 東京大学工学部土木工学科助教授
1991年 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授
2006年 政策研究大学院大学教授、東京大学名誉教授
主な受賞歴:
1986年 国立公園協会 田村賞
1990年 土木学会田中賞(森の橋・広場の橋)
1996年 土木学会田中賞(東京湾横断道路橋梁)
2000年 土木学会デザイン賞優秀賞、土木学会田中賞(阿嘉橋)
2000年 土木学会出版文化賞「土木造形家 百年の仕事-近代土木遺産を訪ねて」
2001年 土木学会デザイン賞 最優秀賞、土木学会田中賞(新港サークルウォーク)
2002年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(阿嘉橋、JR中央線東京駅付近高
2004年 土木学会田中賞(朧大橋)
2004年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(陣ヶ下高架橋)
2004年 グッドデザイン賞 金賞(長崎・水辺の森公園)
2005年 土木学会田中賞(謙信公大橋)
2006年 土木学会出版文化賞「土木デザイン論-新たな風景の創出をめざして-」
2007年 土木学会田中賞(新西海橋)
2008年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(苫田ダム空間のトータルデザイン)
2008年 土木学会田中賞(新豊橋)
2008年 ブルネル賞(JR九州 日向市駅)
2008年 日本鉄道賞ランドマークデザイン賞(JR四国 高知駅)
2009年 鉄道建築協会賞停車場建築賞(JR四国 高知駅)
2010年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(新豊橋)
主な著書:
1982年「土木景観計画」、技報堂出版
1985年「街路の景観設計」(編、共著)、技報堂出版
1987年「水環境の保全と再生」(共著)、山海堂
1985年「街路の景観設計」(編、共著)、技報堂出版
1991年「港の景観設計」(編、共著)、技報堂出版
1994年「橋の景観デザインを考える」(編)、技報堂出版
1994年「日本土木史」(共著)、技報堂出版
1999年「土木造形家百年の仕事」、新潮社
2003年「都市の未来」(編、共著)、日本経済新聞社
2003年「土木デザイン論」、東京大学出版会
2005年「都市の水辺をデザインする」(編、共著)
2006年「篠原修が語る日本の都市 その近代と伝統」
2007年「ものをつくり、まちをつくる」(編、共著)
2008年「ピカソを超える者はー景観工学の誕生と鈴木忠義」、技報堂出版
組織:
GSデザイン会議
東京都文京区本郷6-16-3 幸伸ビル2F
TEL:03-5805-5578
FAX:03-5805-5579
SPECIAL ISSUE
- 2024年 新年のご挨拶
2024.01.17
今年はパリの年、エッフェルの年
- 2023年 新年のご挨拶
2023.01.18
エンジニア・アーキテクト集団の社会的認知
- 2022年 新年のご挨拶
2022.01.17
景観の履歴と今後、歴史感覚を持って
- 2021年 新年のご挨拶
2021.01.23
コミュニケーション
- 2020年 新年のご挨拶
2020.01.31
本来の景観に立ち帰って
- 2019年 新年のご挨拶
2019.01.22
古希を過ぎての脱皮なるか
- 2017年 新年のご挨拶
2017.01.04
世を変えられる、とまでは言わないが、世は変わる
- 2016年 新年のご挨拶
2016.01.31
自然の偉大さ
- 2015年 新年のご挨拶
2015.01.13
エンジニア・アーキテクトで土木を立て直そう
- 2014年 新年のご挨拶
2014.01.16
「防災」には「景観」が不可欠の相方である
- 2013年 新年のご挨拶
2013.01.17
新年のご挨拶
- re-edit 遅い交通がまちを変える
2012.08.29
都市交通の再びの多様化、分離と混合の政策
- モノづくりから始める地域づくり-南雲勝志の方法
2012.05.10
南雲さんとの出会いの頃
- 震災特別号
2012.04.30
郷土の誇りとなる公共のデザインを
―復旧、復興担当者に望む―
- 復興元年を迎えて
2012.04.10
これから本格化する復興デザインに向けて
その1:復興に使用する材料
- 2012年 新年のご挨拶
2012.01.03
年頭のご挨拶、平成24年
- 復興に向けて大切なこと
2011.11.03
人間生活圏再生に関する生態学的考察
- 祝!平泉、世界遺産登録決定!
2011.09.03
平泉の何を守るのか
- 公共事業のプロポーザル方式を問う
2011.05.01
プロポーザルの評価を考える
- 公共事業のプロポーザル方式を問う
2011.05.01
プロポーザルで選ぶ設計者とアフターケア
- エンジニア・アーキテクト協会、始動。
2011.04.01
エンジニア・アーキテクト協会創立にあたって
SERIAL
NEWS
2017.12.18
【予約注文のお知らせ】篠原修著「河川工学者三代は川をどう見てきたのか(仮題)」
2012.12.27
土木学会景観・デザイン研究発表会投稿論文
2012.12.01
講演録「下僕の下僕という地位を脱する為に」
2012.11.05
「瀬戸内海 No.64」に論説文掲載
2012.09.28
雑誌「道路建設」への寄稿文
2012.06.08
復興まちづくり講習会
2012.06.08
第32回土木史研究発表会
2012.06.08
まちづくりと景観を考える全国大会
WORKS
南雲 勝志Katsushi Nagumo
ナグモデザイン事務所|EA協会
略歴:
1956年 新潟生まれ
1979年 東京造形大学造形学部デザイン学科卒業
主な受賞歴:
1995通産省グッドデザイン 家具インテリア部門金賞(project candy)
2003日本デザイン振興会建築施設部門 グッドデザイン賞
(宮崎県日向市に於ける「木の文化のまちづくり」の実践)
土木学会デザイン賞2001 最優秀賞(門司港レトロ地区環境整備)
2005日本産業デザイン振興会 新領域部門 グッドデザイン賞
(ふれあい富高小学校特別授業「移動式夢空間」)
土木学会デザイン賞2009 優秀賞(萬代橋改修工事と照明復元)
土木学会デザイン賞2009 最優秀賞(津和野本町・祇園町通り)
土木学会デザイン賞2010 最優秀賞(油津・堀川運河 )
主な著書:
デザイン図鑑+ナグモノガタリ(ラトルズ)
都市の水辺をデザインする(彰国社-共著)
ものをつくり、まちをつくる(技報堂-共著)
新・日向市駅 (彰国社-共著)
組織:
ナグモデザイン事務所
代表 南雲 勝志
〒151-0072 東京都文渋谷区幡ヶ谷1-10-3-2F
TEL:03-5333-8590
FAX:03-5333-8591
HP:http://www.nagumo-design.com/
業務内容:
・景観におけるプロダクトデザイン、設計業務
・まちづくりに関わるコンサルタント業務
SPECIAL ISSUE
- 変化するデザインのものさし
2012.07.02
Gマークの変遷と目指すもの
- 地域を動かすデザイン 〜市民協働まちづくりを考える
2011.06.01
小さな事から始まる大きな自信
SERIAL
- EAプロジェクト100
2017.05.18
20|八王子甲州街道 歩道照明
- EAプロジェクト100
2015.04.14
05|南魚沼市図書館「えきまえ図書館 本の杜」
- 風景エッセイ
2013.05.10
11|私の原風景