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2020.01.31

本来の景観に立ち帰って

篠原 修(GSデザイン会議|EA協会 会長)

年頭の挨拶が遅れに遅れて、寒中見舞後の挨拶になってしまい、誠に申し訳ないと思う。

昨年の挨拶に出版に至ったことを書いたが、「河川工学者三代」の本がその後土木学会の出版文化賞となり、川に関心を持つ人が多く、反響の広さに驚いていると(残念ながら景観の比じゃない)、これも一昨年の真備町の水害に続き、昨年には更に広範囲の水害となり、もっと驚いているのはテレビも新聞も、つまりマスコミがこの災害を批判していないことでした。土木学会でもこれらの水害をどう考えるかという反省の集まりが企画されているとは聞いていない。

 

話は飛ぶようですが四年ほど前から、荒川区に景観のセミナーをやってくれと頼まれ、それならば「木密」で危険度都内第一と警告されていることに加え、荒川の水害をもある区のテーマとして「景観と防災は車の両輪」を掲げてやっています。出版に戻ると、出版で終わりにするわけにはいかなくなって「かわ・まち計画研究会」を立ち上げ、国交省の河川行政に対する対案を作るグループとしようと考えている。

 

以上をまとめると、これからのテーマは「防災と景観と都市計画を一緒に考える」という事になる。僕の元気な内にそれが出来るとは思えないので、若者の参加を期待したい。

2020年 新年のご挨拶

篠原 修Osamu Shinohara

GSデザイン会議|EA協会 会長

資格:
工学博士

 

略歴:
1968年 東京大学工学部土木工学科卒業

1971年 東京大学工学系研究科修士課程修了

1971年 (株)アーバン・インダストリー勤務

1975年 東京大学農学部林学科助手

1980年 建設省土木研究所研究員

1986年 東京大学農学部林学科助教授

1989年 東京大学工学部土木工学科助教授

1991年 東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授

2006年 政策研究大学院大学教授、東京大学名誉教授

 

主な受賞歴:
1986年 国立公園協会 田村賞

1990年 土木学会田中賞(森の橋・広場の橋)

1996年 土木学会田中賞(東京湾横断道路橋梁)

2000年 土木学会デザイン賞優秀賞、土木学会田中賞(阿嘉橋)

2000年 土木学会出版文化賞「土木造形家 百年の仕事-近代土木遺産を訪ねて

2001年 土木学会デザイン賞 最優秀賞、土木学会田中賞(新港サークルウォーク)

2002年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(阿嘉橋、JR中央線東京駅付近高

2004年 土木学会田中賞(朧大橋)

2004年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(陣ヶ下高架橋)

2004年 グッドデザイン賞 金賞(長崎・水辺の森公園)

2005年 土木学会田中賞(謙信公大橋)

2006年 土木学会出版文化賞「土木デザイン論-新たな風景の創出をめざして-

2007年 土木学会田中賞(新西海橋)

2008年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(苫田ダム空間のトータルデザイン)

2008年 土木学会田中賞(新豊橋)

2008年 ブルネル賞(JR九州 日向市駅)

2008年 日本鉄道賞ランドマークデザイン賞(JR四国 高知駅)

2009年 鉄道建築協会賞停車場建築賞(JR四国 高知駅)

2010年 土木学会デザイン賞 最優秀賞(新豊橋)

 

主な著書:
1982年「土木景観計画」、技報堂出版

1985年「街路の景観設計」(編、共著)、技報堂出版

1987年「水環境の保全と再生」(共著)、山海堂

1985年「街路の景観設計」(編、共著)、技報堂出版

1991年「港の景観設計」(編、共著)、技報堂出版

1994年「橋の景観デザインを考える」(編)、技報堂出版

1994年「日本土木史」(共著)、技報堂出版

1999年「土木造形家百年の仕事」、新潮社

2003年「都市の未来」(編、共著)、日本経済新聞社

2003年「土木デザイン論」、東京大学出版会

2005年「都市の水辺をデザインする」(編、共著)

2006年「篠原修が語る日本の都市 その近代と伝統」

2007年「ものをつくり、まちをつくる」(編、共著)

2008年「ピカソを超える者はー景観工学の誕生と鈴木忠義」、技報堂出版

 

組織:
GSデザイン会議

東京都文京区本郷6-16-3 幸伸ビル2F

TEL:03-5805-5578

FAX:03-5805-5579

HP:http://www.groundscape.jp/

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